RECOMMEND 書店員のおすすめ

ランウェイで笑って(講談社)

猪ノ谷言葉(著)おすすめスタッフ 道野辺店 阿部

最低175cmは必要なパリコレモデルを158cmという低身長で目指す少女。貧乏故に高卒でファッションデザイナーを目指す少年。2人の主人公が周囲から「無理」「ありえない」と言われる夢に向かっていく物語です。

ファッションショーでの主役は「服」である為、ランウェイを歩くモデルに視線がいかないようモデルは笑いません。ランウェイで笑うのはありえないこと。2人の挑戦にちなんだタイトルになってます。

一瞬の宇宙(河出書房新社)

KAGAYA(著)おすすめスタッフ 道野辺店 遠藤

著者のKAGAYAさんはイラストレーター・映像作家であり、近年ではプラネタリウムの映像提供、アニメーションで活躍されています。

普段見ることの無い、神秘的な異国の風景から日本のスカイツリーまで、様々な場所の星空の写真の圧倒的な美しさと迫力に惹き込まれます。

綺麗な星空と撮影の裏話、なんだか空を見上げたくなるフォトエッセイです。

ベルセルク(白泉社)

三浦建太郎(著)おすすめスタッフ 白井冨士店 高木

剣と魔法の世界で描かれるダークファンタジー。身の丈を超える巨大な剣を携えた剣士ガッツの復讐の旅を描いた作品。ストーリーは勿論だが細部まで緻密に描きこまれた重厚な画と壮大な世界観に思わず引き込まれる・・・。

ひだまりが聴こえる(プランタン出版)

文乃ゆき(著)おすすめスタッフ 白井冨士店 三上

難聴持ちで周囲と馴染む事が出来ない航平と、明るい性格で思ったことははっきりと口にする太一のそれぞれの心の葛藤を描いた純愛物語です。

2017年には実写映画も公開された人気作品です。男女問わず、2人の世界観に入り込みやすく読みやすい作品となっています。是非、読んでみてください!

信長の原理(角川書店)

垣根涼介(著)おすすめスタッフ 市原辰巳台店 小楠

完璧を求める信長が絶対に許さなかった裏切り。しかし2回も裏切られながら、彼が許した人物がただ1人いました。この小説に圧倒的な存在感を放つ、松永弾正(久秀)。朝倉氏攻めの際、同盟を組んでいた浅井氏の裏切りに遭い、絶体絶命の窮地に陥った信長を助けたのが松永。作者の垣根さん曰く、「ここが肝だな、と現地に行って思いました。身を潜めていた岩窟に入ってみたら死にそうなほど心細かったんです。そのとき松永には助けるメリットなんて何も無かった。むしろ殺した方がよかったはずだ。けれど彼は助けた。そのとき、信長の気持がわかったんです。」信長や信長の配下の苦労がわかりやすく描かれており、私は凄く興味深い内容だと感じました。これは織田家、組織崩壊の話です。現代にも通じる今作は、幅広い年代にもよんで頂きたい一作です!

コンビニ人間(文春文庫)

村田沙耶香(著)おすすめスタッフ 市川南大野店 伊澤

2016年上半期芥川賞受賞作。2018年9月文庫化。狂っているのは自分なのか世界なのか。読み終わった後感じたのは、今自分が生きている世界観が根本から覆された思い。「普通」とはなんなのか。同じ作者の『消滅世界』や『殺人出産』よりも世界観はライトで、文庫本ではかなり厚さが薄めなので、読書が苦手の人でも読める1冊だと思います。